記事内のリンクには一部プロモーションを含みます
WEBマーケターの仕事内容が知りたい・・・
マーケティングに興味があるけれど、そもそもWEBマーケティングってどんな仕事なのかな?
どんな仕事内容か把握した上で検討してみたい!
難しそうだし未経験でもできる仕事なのか不安・・・
このような疑問や不安の方のお力になれる記事です。
この記事でわかることは下記の通り。
・WEBマーケターの1日のスケジュールがわかる
・自分がWEBマーケターに向いているかがわかる
自分は、メーカーでWEBマーケティングの仕事をしています!
新卒で入社した会社を3年以内で退職し、現在2社目です。
B to C領域のWEBマーケターになって5年目になりました。
新卒から一貫して新規の顧客を対象としたWEBマーケティングの仕事をしています。
下記のようにマーケティングに関わるPRや商品企画の仕事を幅広く経験してきました。
・数字管理
・顧客マーケティング分析
・広告バナーやLPの企画/制作
・広告運用管理
・新ブランドの立ち上げプロモーション
・商品企画、開発
・公式SNSアカウントの運用
・SEO対策
こんな自分が、メーカーの立場からWEBマーケターの仕事内容をまとめているのでリアルな現場の状況をご理解いただけるはずです。
完全未経験でWEBマーケターになった自分が感じた「仕事のキツさ」についても正直に触れています。
この記事ではWEBマーケターの具体的な仕事がわかるので、迷っている人は最後まで読んでみてくださいね。
WEBマーケターの7つの仕事内容
WEBマーケターには大きく7つの仕事内容に分けられます。
- 新規顧客獲得のための企画立案・実行
- 数値管理
- 顧客マーケティング分析
- 広告バナーやLPの企画/制作
- 広告運用管理(広告代理店との折衝)
- 自社SNSアカウントの運用
- SEO対策
少し難しい内容なので、それぞれ噛みくだいて説明していきます!
1.新規顧客獲得のための企画立案・実行
WEBマーケターの最も重要な仕事が、新規のお客様に購入してもらうための仕組みづくりです。
新しいお客様に商品を知ってもらい、買ってもらうためには「どうすれば良いのか?」のアイデアを生み出し実行します。
一般的なプロモーションは下記の5つです。
- WEB広告
- 公式サイトのコンテンツの充実
- SNSでの情報発信
- テレビCMや雑誌への掲載
- テレマーケティング
SNSに広告を出してお客さんに商品を知ってもらうのが主流です!
2.数値管理
WEBマーケティングには数字が欠かせません。
WEBマーケターが追っていく数値は下記です。
- 公式サイトへアクセスしたユーザーの人数や滞在時間の解析
- 配信した広告効果の評価
- 公式SNSのフォロワー数やエンゲージメント
数字を読み解くことで、マーケティング戦略の改善や広告予算の最適化につなげることができます。
売上や新規顧客の獲得数を毎日のルーティンの仕事として追っていきます。
3.顧客マーケティング分析
顧客がどのような経路をたどって購入したかや、商品に対してのニーズを把握することが大切です。
それらの情報を分析した上で、マーケティング戦略を最適化します。
顧客データの収集・分析、ターゲットと実際の購入者にズレがないかの特定を行なっています。
この分析データはプロモーションの企画や広告の制作に役立てられるので重要です!
女性向けの商品でも、特に20代の購入者が多いなどが分析でわかります。
お店と違ってリアルタイムで顧客情報が分かるのがポイントです。
4.広告バナーやLPの企画/制作
広告は商品の認知と売上に大きな影響を与えます。
WEBマーケターは、商品を購入してもらうためにターゲットに刺さる広告のアイデア出しを行います。
広告代理店に協力をしてもらいながらバナーやLPの制作を行うのが基本です。
ターゲットに合わせた効果的なキャッチコピーを考え、実際に配信しながら答え合わせし、その検証を繰り返しながらベストな広告を作っていきます。
5.広告運用管理(広告代理店との折衝)
WEB広告の運用は、新規顧客を確保するために重要です。
お店で言うと売り場を確保するように、WEBでも広告を配信する面を確保する必要があります。
WEBマーケターは広告代理店と連携し、配信する媒体の選定や予算やターゲットに合わせた広告を配信します。
広告の効果を毎日モニタリングし、広告の反応が悪い場合は適切な修正を行うことで、成果を最大化します。
事業会社の場合は企画や方針を決めるのが主な役割で、広告代理店は実際にバナーやLPを制作する作業を行います。
広告代理店の進行状況の把握や管理を行うのも事業会社の仕事です!
6.自社SNSアカウントの運用
SNSは自社商品を扱うメーカーにおいて重要な役割を果たしています。
WEBマーケターは自社のSNSアカウントを運用し、フォロワーとのコミュニケーションを図ります。
興味を引くコンテンツの作成やイベントの企画、顧客からのコメントやDMへの返信などが挙げられます。
インフルエンサーやYouTuberは影響力が強いため、商品を紹介してもらうために直接オファーをかけることも増えました。
7.SEO対策
検索エンジン最適化(SEO)は、自社商品を扱うWEBマーケターには不可欠です。
WEBマーケターは、キーワードリサーチやコンテンツ最適化を通じて、検索エンジン上位表示を目指します。
またSEO効果の高いレビューサイトでの口コミを増やすといったマーケティング手法もSEO対策と結びつけながら実施していきます。
WEBマーケターの仕事には新規集客と顧客フォロー(CRM)がある
WEBマーケターの仕事は、新たな顧客を獲得するだけでなく、獲得した顧客を大切にすることも重要です。
新規集客と顧客フォロー(CRM)の両方がメーカーのWEBマーケターの仕事となります。
新規集客 | 顧客フォロー(CRM) |
キャンペーンやプロモーションの企画や実行 | 顧客との長期的な関係を築くための取り組み |
・新規顧客獲得のための企画立案/実行 ・広告クリエイティブの企画/制作 ・広告運用 ・SNSアカウントの運用 ・SEO対策 |
・キャンペーンノベルティの企画/制作 |
WEBマーケターのやりがいとキツいポイント
W WEBマーケターとして働く上でのやりがいとぶっちゃけキツいところを教えてください!
WEBマーケターは向き・不向きがはっきりしていると感じる職業です。
売上が目に見えてわかる分目標を達成した時には喜びがありますが、かなり泥臭くしんどい部分も!
やりがいに感じる部分とキツいところをしっかり把握した上で検討してみましょう。
WEBマーケターのやりがい5つ
WEBマーケターとして実際に働いてみて感じたやりがいは5つあります。
・売上に直結するので責任感を持てる
・WEB需要が高く将来性がある
・広告代理店や媒体社との人脈が増える
・場所に縛られない働き方ができる
とても影響力のある仕事で、売上に直結する部分はしんどくもやりがいに感じます。働き方も自分にぴったりです!
WEBマーケターのキツいところ5つ
WEBマーケターとして働いていてキツいと感じたのは下記です。
・売上などの常に数字と向き合うプレッシャーがある
・華やかさ3割、泥臭さ7割
・専門用語を覚えるまでが大変
・期日があるのでマルチタスクやスピード感が求められる
・休みと仕事の区別がつきにくくなる
営業と同じように結果を求めらるので、常にプレッシャーがついてまわります。
地道にコツコツとの繰り返しがWEBマーケティングと向き合うには大切です!
WEBマーケターの1日のスケジュール例
実際に働くイメージをつかむために1日のスケジュールを教えてください!
始業前~9:00 タスク確認
優先度を考えながら1日のスケジュールを確認。
ToDoリストを作成してスケジュールカレンダーに記入します。
9:00~9:30 メール・チャット返信
広告代理店および社内関係者からのメールに返信していきます。
チャットでのやり取りが多いです。
9:30~10:00 前日の広告数値の確認
前日までの新規顧客の進捗の確認を行います。
計画よりも不足している場合は、広告代理店に要因のヒアリングを行い改善に向けてプランを考えていきます。
10:00~11:00 クリエイティブの確認
広告代理店に依頼したバナーの確認を行います。
複数の取引先での取引なのでバナーなどの広告物を確認します。
1回で校了になることは少なく、修正が発生する場合に備えて午前中に確認を済ませるようにしています。
11:00~12:00 プロジェクトミーティング(社内)
広告企画の進捗や予算配分について話し合うミーティングです。
目標に対しての進捗を報告して、次なる打ち手を議論します。
課題の洗い出しと、その課題に対しての改善アクションを考えるなど準備が必要なので会議資料は前日までに作成しておくイメージ。
12:00~13:00 昼食
昼食の時間です。リモートワークで働いているので冷凍パスタで済ませることが多いです。
出社した際は、同じ部署のメンバーと外でランチに行きます!
13:00~14:00 顧客データの分析
購入者データから年齢や性別などの情報をもとに顧客層の分析を実施。
また広告の反響につながっている配信先のデータをまとめ、広告代理店との打ち合わせに備えます。
データ分析にはExcelを使うので関数が必須です。
スピード感を持って効率よく進めないと残業になるので最低限の関数は抑えておきましょう!
14:00~15:00 外部ミーティング(広告代理店)
広告代理店を交えてのクリエイティブミーティングです。
顧客分析から得たデータをもとに次の企画で配信するバナーの案出しを行います。
またLP改善のポイントの整理や、新しいLPの構成案についての話し合いをします。
15:00~16:00 企画・提案書の作成
新規のプロモーションの企画書を作成する時間です。
部内で決裁してもらうために他社事例や売上シュミレーションなどもまとめます。
チームメンバーにWEB会議で意見をもらい企画を固めていくことが多いです。
企画がポンポン浮かんでくるタイプではないので毎回苦労しています笑
16:00~17:30 庶務作業
就業前はパフォーマンスが落ちるため請求書の確認や、ツールやシステムの設定などを行うなどできるだけルーティーンで行う仕事を持ってくることが多いです。
チームで連携しながら行う仕事が多いため、翌日以降のミーティングなどの調整も行います。
なんとしても定時で上がりたいのでラストスパート集中して取り組みます。
イレギュラーで発生した仕事や、未完了のToDoもこの時間に片付けます。
~18:00 退社
平日の夜は副業の時間に充てているのと残業はしたくない派。
ということで基本的には18時には退勤します。
新規のプロモーション前やイレギュラーのトラブル対応が発生した場合は残業があります。
WEBマーケターは激務といわれることもありますが
残業は20時間を超えたことは一度もありません。
あくまで一例ではありますが、WEBマーケターの1日の仕事は「なんでも屋さん」と言われるほど多岐にわたります。
柔軟なスケジュール管理と優先順位の設定が重要であり、効果的なコミュニケーションやチームワークが欠かせません。
【よくある質問】WEBマーケターは稼げるの?
WEBマーケターの平均年収は?
WEBマーケティングの平均年収は442万円(参照元:Indeed)です。
※2023年6月14日時点調べ
dodaが2022年に調査した平均年収では日本全体の平均年収よりも20万円ほど高い状況となっています。
業種や年代によっても変わってくるのであくまで参考まで。
スキルや実力をつければ年収1000万円は難しくないのがWEBマーケターです。
未経験でもWEBマーケターになれる?
結論、未経験でもWEBマーケターになることは可能です。
大手転職サイトでも未経験で募集をかけている求人数は1,000件以上存在しています。
というのもWEB業界は急激に成長したこともあり人材が不足しています。
第二新卒や未経験でもチャレンジできる職種なので興味がある方はぜひ検討してみてください!
自分も全くの未経験からWEBマーケターになった1人です。
もちろんマーケター職ではなく総合職採用でした。
休みは取りやすい?
WEBマーケターは仕事の調整がしやすいため休みは取りやすい方といえるでしょう。
特に事業会社の場合は有給を取得しやすい環境が整っていることが多いです。
一方で広告代理店の場合はクライアントありきの仕事になるため休日も稼働する必要があります。
業界や会社の方針によっても変わりますが、WEBマーケターは自分の仕事さえ終えられていれば自由に休みを取得することが可能です。
転職はしやすい?
WEBマーケターは結論、転職しやすく売り手市場が続いている職種です。
2020年以降需要が高まっている業界ですが、大手ほどデジタル領域に取り組めていないためWEBマーケター人材は良いポジションでの転職がしやすいです。
実際に自分自身も3年以内で退職していますが、WEBマーケティングを経験していたため年収150万アップで転職することができました。
特に20代を積極的に受け入れているのがWEBマーケターの仕事です。
自分は売り手市場で就職活動をしましたが50社以上からお祈りされるほど苦戦。
転職活動では10社エントリーして1社最終面接辞退、3社から内定が出ました!
広告代理店と事業会社はどっちが良い?
ワークライフバランスを重視しながら働きたいなら「事業会社」一択です。
逆に将来的に独立を考えていて多少は無理をしてでもマーケティングスキルを身に付けたいなら「広告代理店」を選ぶのもありです!
自身の目指すキャリアに合わせて選ぶのが良いでしょう。
WEBマーケティングは潰しが効きやすい職種のため、
広告代理店で経験を積んでいれば事業会社で即戦力として活躍できます。
あなたがWEBマーケターに向いている人か診断
うーん。なんとなくどんな仕事かは分かったけれど、自分に向いているのかな?
という人は、マーケター適性診断を試してみてください!
WEBマーケターに向いているということであれば、未経験であっても活躍できる人ですので安心してくださいね。
まとめ【WEBマーケターの仕事内容を理解してから検討しましょう】
WEBマーケターの仕事内容は幅広く、新規集客と顧客フォロー(CRM)でチームワークを活かしながら仕事していきます。
幅広い仕事内容となるためマルチタスクが求められます。
WEBマーケターにチャレンジしてみたいという人は、仕事内容を理解し、自身の興味や向いているかを見極めていきましょう。
さまざまな経験を通じてスキルを磨き、自身の成長を追求しながらWEBマーケターとして活躍していただけたら幸いです!
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